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アバンサールという会社


向き合う覚悟ー謝罪、6か月の約束、そして自己変革
※この記事は、前記事「採用の落とし穴ー理念採用か、欠員補充か」の続きになっています。 前記事は コチラ 向き合う覚悟 月例会議での衝突のあと、私は当時の所属長(現・常務)を別室に呼び出し、まず最初に暴言を謝罪しました。 そのうえで、問いかけました。「何がそんなに不満なのか?」 細部までの記憶は曖昧ですが、彼は現場の不満や課題を率直に話してくれました。 (後に本人から聞いたところ、このとき彼は「きっと辞めさせられる」と覚悟していたそうです。) そのやり取りで、私は初めて自分の思い込みに気づきました。 「自分のやりたいことは皆も同じように思っている」―そう決めつけていたのです。 (後に経営計画書を作成することになったのはこの想いからです。) 私は彼に約束しました。 「半年だけ時間がほしい。その間に状況を必ず良くする。もし変えられなければ、その時は去ってもらってもいい。」 正直に言えば、この半年という根拠も計画も当時は皆無でした。ただ、このままでは会社が持たない―その切迫感だけが、私の背中を押していました。 まずは自分を変えるところから .
5 日前読了時間: 2分


採用の落とし穴ー理念採用か、欠員補充か
※この記事は、前記事「分岐点の決断ー借入と拡張、そして人財の課題」の続きになっています。 前記事は こちら 二つ目の事業所の立ち上げで、私は一度に複数名の採用が必要になりました。 それまでの採用は、縁のある人や知人の紹介が中心。外部公募での採用は、ほぼ初めてです。 そこで私は、求人広告や求人サイトに登録し、応募があれば面接へ―そして、枠を埋めるために採用していきました。 今思えば、“理念への共感”より“欠員の充足”を優先してしまっていたのです。振り返ると、正直、怖いほど拙速でした。 結果として、私の理念に共感して集まった人ではなく、「とりあえず働きたい人」が増えていきました。当然、サービスの質は徐々に低下し、経営のビジョンと現場の価値観は乖離します。 ここでは詳細を記せませんが、私自身の身に危険が及ぶような出来事も、いくつか起きました。 がむしゃらに頑張るほど、空回りしていく―。 出入りが多くなった職場では、採用コストはかさむ一方、売上は伸び悩み、毎月の資金繰りに神経をすり減らす日々。あの時期の緊張感と不安は、今でも苦い記憶として
10月27日読了時間: 2分


分岐点の決断ー借入と拡張、そして人財の課題
※この記事は前記事「アバンサール創立の原点ー理想と現実のはざまでー」の続きになっています。 前記事はコチラ 信念は曲げられない――そう心に決めた私は、開業からわずか一年余りで、事業所を分ける決断を下しました。 当時、会社の預貯金は十分ではありません。それでも、当初掲げた「適切さ(公正)に合わせた支援」を実現するには、サービス構造を切り分ける必要がある。そう考え、私は借入という選択を取りました。 思い返せば、創業まもない会社で、一期目の決算書しかない状況です。常識的には慎重を求められるタイミングでしたが、知り合いの経営者に紹介いただいた信用金庫の支店長に直談判し、率直に構想と意志をお伝えしました。 結果は想像以上でした。支店長は即座に前向きに動き、融資が決定。今思い返しても、これは小さな奇跡だったと思います。 こうして開業から1年3か月で、タイプの異なる新しい事業所を立ち上げ、二つの拠点を運営する体制が始まりました。 急拡大の影:人財確保という新たな壁 しかし、ここから人財の課題が一気に表面化します。 開業後まもなく利用者数が伸び、4
10月20日読了時間: 2分


アバンサール創立の原点ー理想と現実のはざまで
アバンサールの歩みは、2012年、通所介護事業の開設から始まりました。 「地域に本当に必要とされる通所介護をつくりたい」―それが私たちの出発点でした。 当時、私は通所リハビリテーション施設の管理者として働いていました。そこでは、要支援から要介護5までの利用者が、同じ空間で...
10月13日読了時間: 2分


新テーマ「アバンサールという会社」編がスタートします。
本日から「アバンサールという会社」をテーマにブログを始めます。 このブログでは、これまで半年間にわたり発信してきたブログの内容(考え方・実践)を、会社経営にどのように活かしているのかを具体的に紹介しながら、経営者である私の経時的な心境の変化や成長も盛り込みながら、アバンサ...
10月7日読了時間: 2分
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