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向き合う覚悟ー謝罪、6か月の約束、そして自己変革

  • 吉川義之
  • 8 時間前
  • 読了時間: 2分
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※この記事は、前記事「採用の落とし穴ー理念採用か、欠員補充か」の続きになっています。


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向き合う覚悟


 月例会議での衝突のあと、私は当時の所属長(現・常務)を別室に呼び出し、まず最初に暴言を謝罪しました。


 そのうえで、問いかけました。「何がそんなに不満なのか?」

 細部までの記憶は曖昧ですが、彼は現場の不満や課題を率直に話してくれました。

(後に本人から聞いたところ、このとき彼は「きっと辞めさせられる」と覚悟していたそうです。)


 そのやり取りで、私は初めて自分の思い込みに気づきました。

「自分のやりたいことは皆も同じように思っている」―そう決めつけていたのです。

(後に経営計画書を作成することになったのはこの想いからです。)


私は彼に約束しました。


「半年だけ時間がほしい。その間に状況を必ず良くする。もし変えられなければ、その時は去ってもらってもいい。」


 正直に言えば、この半年という根拠も計画も当時は皆無でした。ただ、このままでは会社が持たない―その切迫感だけが、私の背中を押していました。



まずは自分を変えるところから

   私は手当たり次第にマネジメントや経営の本を読みあさりました。

そこで出会ったのが、「人を変えようとする前に、まず自分が変わる」という考え方。目の前の現実は、結局は自分の選択の結果である―そのことを受け止めるところから、私の変化が始まりました。


この頃の気づきについては、こちらにまとめています(別ページへジャンプします)。


必死の半年


 あの半年間は、今思い出しても必死でした。

「今、変えなければ会社は終わる」―どこかでそう確信していたのだと思います。

創業以来、前だけを見て走り続けてきた私は、この時ようやくマネジメントの大切さに向き合い始めました。ここを起点に、私は組織づくりを“学びとして設計”することに踏み出します。


※この後も、アバンサールでは大きな課題が続きます。詳細は次回以降でお伝えします。 もう一つの種「バリオ」のはじまり

 別室での対話の後半、彼がふいに語りました。

「将来こどもからご高齢の方々が集うような事業をしたいんです」

この一言が、のちの地域活性事業「バリオ」の出発点になりました。


 組織の危機と正面から向き合った同じ日に、次への挑戦の芽が静かに芽生えていました。


バリオのお話は下記のURLからどうぞ(別サイトへジャンプします)。 ブログ:常務の部屋 バリオのビジネス


次回更新予定:11月10日(月)

 
 
 

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