6ヶ月の約束と「感謝」から始めたマネジメント
- 吉川義之
- 11月10日
- 読了時間: 2分
更新日:11月24日

※この記事は前記事「向き合う覚悟ー謝罪、6か月の約束、そして自己変革」の続きになっています。
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6ヶ月の約束
彼との約束を果たすために、私は6か月、通所の送迎・通所のリハビリ・訪問リハビリといった現場に入りつつ、同時並行で経営とマネジメントの勉強を重ねました。
―見えてきた課題、しかし解き方がわからない―
現場に入って見えてきたのは、山積みの課題でした。ただ、何から・どう是正するのかが分からない。「私が直接言えば棘が立つ。所属長に言えば負担になる。」そんな板挟みの思考を巡らせながら、試行錯誤の日々が続きました。
それでも一つだけ確かだったのは、このままではいけないということ、そしてまずは自分が変わる必要があるということでした。
最初の一歩は「感謝」だった
書籍で学んだことを素直に実践し、あらゆる物事に感謝することから始めました。
「当たり前」を有り難い(有るのが難しい)と捉え直す。毎日働いてくれる社員への感謝、毎月給与が支払えることへの感謝、元気に働ける身体への感謝。さらに、水道・ガス・電気といったインフラ、注意や指摘をもらえる機会にまで感謝の目を向けました。(ブログ:「当たり前」ではなく、「有り難い」と思うこと )
すると、何気ない出来事にも自然と「ありがとう」が出るようになりました。同時に、社員一人ひとりの表情や接し方が柔らかくなった―ように感じました。もしかすると変わったのは社員ではなく、私の見え方だったのかもしれません。
少しずつ空気が変わり始めた
小さな「ありがとう」を重ねるうちに、会社の雰囲気が少しずつ良い方向へ動き出しました。劇的な変化ではない。けれど確かに、毎日の空気が軽くなる感覚がありました。
この体験は、私にマネジメントは“人を動かす技術”ではなく、“関係の質を整える営み”だと教えてくれました。
次の一手:頭の中を、言葉にして共有する
次に取り組んだのは、自分の頭の中を言語化して共有することでした。
何を大切にしているのか、なぜそう判断するのか―想いを言葉にし、文字にして、皆と共有する。ここから、組織の共通認識づくりが始まります。
続きは次回以降にお伝えします。
次回更新予定:11月17日(月)



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