許すという決断ーそして、去ってもらう
- 2月19日
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※この記事は、前記事の後編、Part2となっています。
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私が一番怖かったのは、曖昧にしてしまうことでした。
「仲が良いから」「昔からいるから」「これまで頑張ってくれたから」
そういう理由で線引きを曖昧にした瞬間に、会社のルールは崩れます。
そして、それを見ているのは、社員です。
社員が見ているのは、経営者が語る理念よりも、経営者が“何を許し、何を許さないか”です。
私が選んだ結論:辞めてもらう
最終的に、私はその方に会社を辞めてもらうという結論を選びました。
そこには、会社を守るための理由がありました。
会社の資金に関わる問題は、信頼の土台を揺るがす
再発防止のためには、責任の所在を明確にする必要がある
組織に「基準」を示さなければ、同じことが起きる
何より、会社は社員と利用者さんのものであり、個人のものではない
辞めてもらうことは、簡単ではありませんでした。
けれど、経営者として最も避けてはいけないのは、情で判断を曇らせることだと思いました。
そしてもう一つ。
私が自分に言い聞かせたのは、次の言葉です。
「会社を守るのは、経営者の仕事」
これは、誰かに任せてはいけない。自分が背負うしかない。
「許す」と決めて、私が変わったこと
この出来事を通じて、私は一つ確信しました。
会社を強くするために必要なのは、「正しい人」を集めることだけではありません。
“正しく回る仕組み”を作ること。
信頼を前提にしつつ、信頼に依存しない。
性善説で動きながら、仕組みとしては性悪説でも耐えられる。
このバランスが、会社には必要なのだと痛感しました。
次回:財務・会計を学び始めた理由
正直に言えば、私はそれまで、財務や会計を「得意な人に任せるもの」だと思っていました。でも、今回の件で分かりました。
任せた瞬間、見えなくなる。
見えなくなった瞬間、守れなくなる。
次回は、私がそこから財務・会計を学び始めた話を書きます。
「数字が苦手な経営者」が、最低限何を理解し、何を見れば会社が守れるのか。
私自身の学びを、できるだけ具体的にお伝えします。



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