信用と信頼ー過去の評価が、未来をつくる
- 吉川義之
- 5月19日
- 読了時間: 2分
更新日:6月9日

「信用」と「信頼」
一見よく似た言葉ですが、みなさんはどう使い分けていますか?
信用:過去の業績や行為から得られる評価
信頼:この先、頼れるかどうかという“未来への期待”
私は、このように捉えています。
介護サービスにおける「信用」と「信頼」
私の会社は医療・介護・福祉の現場でサービスを提供しています。日々、利用者さんの生活を支えながら事故なく安全に、そして満足していただけるケアを行うこと。それ自体が、「信用」を積み上げる一番の営業活動になるんです。
過去に良質なサービスを受けた利用者さんやご家族が、
「ここのケアは安心できる」「またお願いしたい」
と感じてくださることで、「信用」が生まれます。そして、その信用の延長線上に
「この会社なら任せたい」「これからも頼りたい」という“信頼”が育まれるのです。
もちろん、管理者や相談員が医師やケアマネージャーを訪問して“強みをアピール”する営業活動も大切ですが、実際に利用者さんが「安全で満足のいくサービスだ」と体感することが最も強力なアピールになります。その利用者さんのご家族や周囲の方々が情報を広め、やがて医師やケアマネージャーに届く。その結果、さらに多くの方に利用していただける――この流れこそが“信用”を築く大きな原動力だと感じています。
現場スタッフ全員が「信用」をつくる
とはいえ、営業活動そのものを軽視しているわけではありません。毎日の訪問や打ち合わせも大事な取り組みです。ただ、「営業活動=管理者や相談員だけがやるもの」ではありません。介護サービスに関わるスタッフ全員が、利用者さんとの関わりを通じて“信用”をコツコツ積み上げているのです。言い換えると、スタッフ一人ひとりが「信用を得るための営業マン」でもある、ということ。そしてその土台には、やはり「スタッフが気持ちよく仕事できているか?」という“社員満足度”が欠かせません。
ヒトが「商品」だからこそ……【信用と信頼ー過去の評価が、未来をつくる②】へ続く
→2025年5月22日(木)更新 Part②を読む
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