社員の「失敗」は失敗じゃないー時間軸を変えれば、全ては成長の糧 Part②
- 吉川義之
- 8月14日
- 読了時間: 2分

※この記事は、前記事【社員の「失敗」は失敗じゃないー時間軸を変えれば全ては成長の糧】の続きになっています。
社員の失敗は「会社」の成長でもある
経営者目線で見ても、社員が積極的に挑戦し、その過程で失敗を経験することは企業としてもプラスに働きます。なぜなら、社員がそこで得た学びや改善点は、会社全体のノウハウとなり、次のプロジェクトや他の社員の教育にも活かせるからです。
たとえば、新しい顧客開拓でうまくいかなかった場合でも、「なぜ失敗したのか?」「どう改善すればよかったのか?」を共有し合えば、今後は似たような失敗を回避できますよね。社員一人ひとりが学んだことが、組織全体の成長に繋がると思っています。
ただし、絶対にしてはいけない“失敗”もある
一方で、私の中で「これだけは失敗したら取り返しがつかない」というものがあります。それは「会社を潰すこと」。もし会社が立ち行かなくなれば、社員に迷惑をかけ、利用者様や取引先に大きな影響が及びます。これは「トライ&エラー」では済まされない規模の大きな責任問題です。
逆に言えば、それ以外のことならば、たいていの“失敗”は「学びと成長を得るためのプロセス」として捉えることができるはずです。
失敗から学んで、次へ活かす
私自身、2030年ビジョンを掲げて組織を引っ張っていますが、その道のりは決して平坦ではありません。むしろ社員や私自身が失敗を重ねることで、新しいアイデアや成長が生まれてきました。
・一度目は失敗しても、次は同じ過ちを繰り返さない。
・原因を徹底的に洗い出して、どうすればうまくいくかを考える。
・そこから得たノウハウをまた社員と共有し、全員でレベルアップを図る。
このサイクルが回っている会社は強いと感じます。
まとめ—失敗こそが成功・成長への道標
・失敗は長期的に見れば成功の通過点
・恐れずチャレンジすることで人も組織も大きく成長
・会社を潰す、という取り返しのつかない事例以外は学びのチャンス
社員の“失敗”が増えるほど、会社全体の引き出し(ノウハウや経験)はどんどん増えていきます。失敗を恐れず、一歩踏み出すことで未来が切り拓ける。私はそう信じていますし、それを社員と一緒に実践していきたいと思っています。
もし「失敗が怖い」と感じている方がいたら、ぜひ「長い時間軸で見れば、それは必ず成長に繋がるプロセス」だと思って一歩を踏み出してみてください。きっと新しい景色が見えてくるはずです。
コメント