経営者の頭の中を明文化する必要性
- 吉川義之
- 6月30日
- 読了時間: 2分

みなさんは、頭の中で「大事にしている想い」や「こんな会社にしたい」というイメージを持っていても、それを言葉にして誰かに伝えたことって、どれくらいありますか?
実は、「伝えたつもり」になっていて、相手にはまったく伝わっていなかった、、、なんてこと、よくあると思います。
だからこそ大切なのが、“明文化すること”。
明文化とは「言葉や文字にして、カタチにすること」
「心の中にある想い」は自分にとっては明確でも、他の人には見えません。共有しようと思ったら、言葉にして、文字にして、ちゃんと伝わるようにしなければなりません。
つまり、“明文化”とは、頭の中にある想いを「共有可能な状態にする」ってことなんです。
なぜ明文化が大切なのか?
私の中での理由は大きく3つあります。
①思い込みによるズレをなくせる
例えば、「うちの会社は前進を大事にしてる」と口では言っていても、何を“前進”と捉えるかは人それぞれ違います。誰かにとっては「新しいサービスをつくること」かもしれないし、別の人にとっては「現場で今までのやり方を変えること」かもしれない。
ここにズレがあると、同じチームでもバラバラな方向を向いてしまいます。
言葉にして定義しておくことで、「ああ、そういうこと!」とみんなの認識がそろいます。
②判断の軸ができる
仕事をしていると、「これってやっていいのか?」「今やるべきことってなに?」と迷う場面があります。そんなとき、明文化されたビジョンや行動指針があると、それを判断の基準にできると思います。
「うちの会社は“誠実さ”を大切にしている」と明文化されていれば、「目先の利益よりも、誠実な対応を優先しよう」と決断できたりします。
③…【Part②に続く】
→7月3日(木)に更新予定です。
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