経営理念とは何か?
- 吉川義之
- 6月17日
- 読了時間: 2分

みなさんは「経営理念」と聞いて、どんなことをイメージしますか?シンプルに言えば、「会社が何を大切にしているのか」「どんな社会を目指しているのか」「どんな行動を良しとするのか」を言葉にまとめたものです。
私は経営理念を「会社の軸」だと考えています。この軸がないと、会社は簡単に迷ってしまい、方向性がブレてしまいます。特に困ったとき、判断に迷ったときには、理念に立ち返ることで自信を持って進むべき方向を再確認できます。
私自身、時々立ち止まって、経営理念を考え直すようにしています。「なぜこの理念を掲げたんだろう?」「今、自分たちは間違っていないか?」と、自分に問いかけてみるのです。
例えば、アバンサールの経営理念のひとつに「心豊かな自律した社会の実現」があります。でも「心の豊かさ」って、具体的にどういうことなのでしょうか?
私は「心が満たされている状態」だと定義しています。でも、その“満たされている”と感じるポイントは人それぞれ違います。だからこそ、色んな価値観を尊重し、それぞれの人が自分に合った満足感を得られるように、多くの選択肢を提供したいと考えています。
たとえば、
・笑顔の接客で安心する人もいれば、
・誠実な対応を信頼する人もいる。
・安心して暮らせる環境に満足する人、
・最先端の情報や技術に価値を感じる人、
・アクティブに動きたい人、のんびり過ごしたい人、あちこち出かけたい人……。
一人ひとりの「満足」の形は本当に多様です。
だからこそ私たちは、多様な選択肢を作り、一人ひとりが自分らしく満足を得られるようにしたい。そして、その中で「自分で選ぶ」という“自律”のサポートができればと考えています。
経営理念は経営者だけのものではありません。会社で働く社員全員が共有しておくべきものです。理念がなければ、各自が「良かれ」と思って行動するだけになり、その行動がバラバラになってしまうこともあります。
だからこそ「その行動、うちの経営理念に沿ってる?」と立ち戻れる場所が必要なんです。
改めて、経営理念とは何か。
私はこう思います。経営理念とは、会社の“軸”であり、経営者も社員も、いつでも立ち返って方向を確認できる、そんな大切な考え方です。
これからもこの理念を大切に、会社としても、社員一人ひとりとしても、成長を続けていけたらと思っています。
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