自分の言葉は自分の耳がいちばん聞いている――言霊の力
- 吉川義之
- 4月21日
- 読了時間: 3分

偶然や奇跡は本当に「偶然」?
生きていると、偶然だったり奇跡だったり、「たまたま」が重なって不思議な出来事が起きることがありますよね。でも私は、こうした出来事もすべて自然科学の法則の中で“必然的に起きている”と捉えています。
「偶然」「奇跡」「たまたま」は、日々の生活習慣や考え方の積み重ねが招くものだと思うんです。
そう考えるからこそ、私はできるだけネガティブな言葉を発しないように心がけています。もちろん、疲れていたり辛いときはどうしてもマイナスな言葉が出てしまうこともありますが、できるだけポジティブを意識して口にするようにしています。
言葉が脳をプラスにもマイナスにも動かす
「でも、ネガティブな言葉を発することが、奇跡や偶然と何の関係があるの?」と思う方もいるかもしれません。私は大いに関係があると思っています。なぜなら、「自分の口にした言葉を一番たくさん聞くのは、自分自身」だからです。
マイナスな発言ばかりしていると、それを聞いた自分の脳がネガティブ・スパイラルに陥ってしまう気がします。すると物事がうまくいかなくなり、せっかくの「偶然」や「奇跡」のチャンスを遠ざけてしまう。逆に、しんどい時こそ「大丈夫!」「なんとかなる!」などと声に出すことで、脳に前向きな情報を送り込んでいるんですね。行動ももちろん必要ですが、まずは言葉で自分を鼓舞するイメージです。
思考を変えると「有難い」に気づく
こう聞くと「変な人だな」と思うかもしれませんが、実際にこの思考に変えてから、私はいろんなことを「有難い」と感じられるようになりました。感謝の気持ちも自然と大きくなったんです。
実は数年前の私は、かなりネガティブな人間で、「しんどい」「疲れた」と口にすることが多かったし、何か問題が起こると「人のせい」にしがちでした。当然、なにもかもがうまくいかず、当時は本当に辛かったのを覚えています。
そんな私が大きく変わるきっかけになったのは、とある人物との出会い。自然の法則に導かれたかのように、私の思考を根底から変えてくれたんです。最初は「ポジティブな言葉を言ったところで何も変わらないだろう」と思っていましたが、やらずに否定するのは性に合わないので試してみたんですね。
言葉を変えるだけで世界が変わる?
すると数週間ほどで、不思議なことに周りとのコミュニケーションや物事の展開がどんどん良くなっていく気がしました。
「もうどうにもならない」と思っていたことが、意外とすんなり上手く進む経験をすると、自分でも驚くほど早く考え方がポジティブになっていったんです。
それ以来、私の周りでは「偶然」「奇跡」「たまたま」と思えるようなことが増えたと感じています。おそらく同じ出来事でも、見る人の捉え方や解釈によって大きく変わるのでしょう。
まずは試してみませんか?
もし、ネガティブ思考やネガティブな発言が多いなと感じる方がいれば、ぜひこの機会にポジティブな言葉を増やしてみてください。
声に出したポジティブな言葉は、何より自分自身の耳に届くもの。そこから脳を変え、行動を変え、周囲との関係や起こる出来事まで少しずつ変えていく力があると、私は信じています。
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