完璧な人など存在しない
- 吉川義之
- 4月7日
- 読了時間: 3分
更新日:3 日前

「基本的に私はポンコツだと思っています」
そう言い切っている私も、いざ自分の”ポンコツ”な部分を指摘されると、ついカッとなってしまうことがあります(笑)。
「はい、確かにできていないですね。すみません!」と素直に言えればいいのに、まだまだ器の小さい自分がいます。
とはいえ、周りの人たちは、私が“ポンコツ”であることに気づいているんですよね(気づいていても、あえて言わないでいてくれる感じです)。おかげで、私の不得意分野はチームメンバーがサポートしてくれています。私は遠慮なく「これ、お願いしてもいい?」と頼むタイプですが、それもある意味“得意分野”だと思っています。
得意を伸ばして、苦手は任せる
人には必ず得意分野と不得意分野があると考えています。
もちろん、不得意なことを克服しようとする努力も大切ですが、得意なことを伸ばす方がもっと大事じゃないかなと。
だから私は、ルール違反やモラル違反以外に関しては、あまり人を注意しません。
(例外として、ある程度信頼関係が築けている相手には、突っ込んだアドバイスをすることもあります。)
正直、誰だって他人の不得意な部分は目につきがちだし、つい指摘したくなるものですよね。私も例外ではありません。
でも、そのとき「自分はどうだろう?」とちょっと振り返ってみます。すると、大抵自分もできていないことが多くて、指摘するのをやめてしまいます。
人を変えることは難しい
そもそも、人って完璧じゃありません。完璧な人なんていないんです。
自分も不完全なのに、他人を自分の物差しで評価して指摘しても、その人を本当に変えられるわけではないと思うんですよね。結局、「人を変える」なんて、他人が介入してできることじゃないんじゃないかと。だから私は「自分を変えるしかない」と考えています。
「目の前に起こることは、すべて過去の自分の行動の結果」――この言葉が好きで、何かうまくいかないことがあっても、まずは自分に原因を探すようにしています。
自分が変われば世界が変わる?
人を変えようとするより、自分を変えてしまえば、目の前の出来事が違って見えるかもしれません。もしかしたら、出来事そのものが変わったのではなくて、自分の捉え方が変わっただけかもしれませんけど(笑)。
もちろん、組織を率いる立場として、甘い部分があるのは百も承知です。
でも、私はこの考えを曲げるつもりはありません。自分自身が完全にできていないのに、他人に厳しく指摘するのは違うかなと思うから。
みんな不完全。それでも得意分野を伸ばし合って補い合えば、きっとチームはうまく回っていくと信じています。
本日の内容はここまでです。 次回は「目の前に起こることは全て自分の行動の結果」について綴りたいと思います。
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